周黄矢のブログ

噬嗑録

東洋思想を噛み砕き、自身の学問を深めるために記事を書きます。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

剣の呼吸で孝行す

孝行が軽視されがちな現代においても、孝行という徳を完全に否定し去る人は少ない。 そういう考えもないではないが、異端であって取るに足らない。 多くの人が、こんな時代においても、孝行は美徳だと思っている。 子が為す孝行を、真っ向から否定し攻撃する…

俚諺を儒学で解すると(1)果報は寝て待て

ことわざは、良いものだと思う。 先人の知恵だ。 しかし、ちょっと見るとわけのわからないものも多い。 嘘を言っていると評されることわざも少なくない。 私は、否定的に解されることわざも、どこか真実を含んでいると思う。 儒学で解すると、そう思えること…

理想的学徒

学徒はいかにあるべきか、どのような姿勢で取り組むべきか。 論語を読むと、これがよくわかる。 孔門の先輩方の姿勢は、学徒の理想的なものである。 曾子の姿勢 子路の姿勢 過ちの指摘を喜んだ子路 子路の愚直さ 良き先輩として 汎く衆を愛した子路 魯鈍は幸…

筆写方法の大幅な改善と効果

筆写の方法を大幅に改善した。 これまでの方法は、 ・ルーズリーフ(マルマンのジウリス、A4サイズ、7mm罫) ・縦書きするために横長の状態で使用 であった。 具体的には、こんな書き方である。 これまでも、必要に応じて少しずつ改善してきた。 しかし、高…

論語読みの論語知らず

根本先生の論語講義を筆写している。 ようやく曾子三省の章句に至ったが、ここで大変なショックを受けた。 私は、論語を繰り返し読んできた。筆写もやった。 暗唱できる章句も多く、曾子三省も私にとってなじみ深い。 しかし、何の意味もなかった。 私は曾子…

真面目考

昨日、ツイッターのフォロワーの質問箱で真面目について取り扱うものがあった。 フォロワーの方は、 「真面目とはどのような人でしょうか」 という質問に対し、 「自分で決めたことをやりきる人だ」 と答えておられた。これは良い回答だと思った。 「間抜け…

身内の死に思うこと

先日、叔父が亡くなった。70歳であった。 叔父はタバコが好きであった。 最後に会った時はチェリーを吸っていた。 結構、強いやつを長い間吸い続けてきたのだ。 それが原因だろう、肺がんで亡くなった。 肺がんが発覚したとき、すでにステージ4であったとい…

ブログをはじめました。

先日、ツイッターでもお伝えした通り、ブログを始めた。 ブログを始めた主な理由は、ツイッターは長文の投稿が難しいことである。 140文字程度に分割されるため大変読みにくく、読みやすさを意識すると各ツイートの文字数調整に苦労し、内容とは無関係なとこ…